2022年に読んだ本

マイベスト3は
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
ゆびさきたどり
正欲 です

 

1. 0103 サン=テグジュペリ
星の王子さま

2. 0106 寺地はるな
ビオレタ

3. 0108 佐々木チワワ
「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認

4. 0111 今村夏子
こちらあみ子

5. 0119 相沢沙呼
マツリカ・マジョルカ

6. 0119 貴志祐介
クリムゾンの迷宮 ❤️
サバイバルゲームホラーもの。約400ページにも関わらず、5時間位で一気に読めました。
空気の乾燥し具合とか、集る蠅の鬱陶しさとか、獲ったばかりの生き物の描写とかありありと伝わってきて、没入感がすごい!
消化不良な点もあるけれど、謎解き的な面もあって好きですね、、、

7. 0125 尾形真理子
試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

8. 0213 角田光代
だれかのいとしいひと

9. 0214 鴨志田一
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

10. 0215 中野信子
シャーデンフロイデ

11. 0217 桜庭一樹 
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない ❤️
⇨凄い衝撃的だった。13才という年齢の「大きさ」がありありと伝わってきて、頼りなくて冷たくて、凄く泣きそうだった。
13才のなぎさの視点だからか、難しくて華美な言葉なんて出てこない。だからこそグロい。
砂糖菓子の弾丸という甘い空想を届ける事で自分で在り続ける藻屑が可哀想で美しくてただただ哀れだった。

12. 0219 凪良ゆう
美しい彼 ❤️
BLなんだけれど、苦手じゃなければ本当にオススメ! この2人じゃなきゃダメというか関係性の移り変わりが本当に緻密で、あたしゃこういう恋愛もの書きたいんだよぉ〜!!!!って感動した、、、

13. 0220 菅野仁
友だち幻想

14. 0221 遠野遥
改良

15. 0221 村田沙耶香
変半身(かわりみ)

16. 0225 齋藤孝
書ける人だけが手にするもの

17. 0226 長岡マキ子
経験済みなキミと、経験ゼロやオレが、お付き合いする話。その4

18. 0302 石持浅海
扉は閉ざされたまま

19. 0307 小川洋子
妊娠カレンダー

20. 0311 入間人間
安達としまむら

21. 0313 若林正恭
社会人大学人見知り学部 卒業見込 ❤️
あまりお笑いは詳しくないんですけど、オードリーに関してはずっと好きです。
それはさておき、若い頃の若林さんの考え方が私に近しくて共感しかなかった笑
一旦沈み込むと止めればいいのに延々と一つの事ばかり考えて執着するところとか。でもそんな自分を否定しないで、社会と向き合う事とかを面白痛快に描かれていて途中鋭い言葉にウッ、となりつつも前向きな気持ちにさせてくれます!

22. 0314 緒莉
狂愛と情愛 二人のアラブ王子に溺れる夜

23. 0317 曽根圭介

24. 0327 町田そのこ
夜空に泳ぐチョコレートグラミー

25. 0403 花房観音
ゆびさきたどり ❤️
官能小説なんですけど、エロいというより色気を感じる文で性は生き様なんだな、とグッと思わせる登場人物の生々しさがよかったなぁ、、、
女の鋭い矜持が感じられて勇気すら貰える

26. 0406 益田ミリ
美しいものを見に行くツアーひとり参加 ❤️
イラストと写真たっぷりの海外旅行エッセイです。益田さんの感想がほっこりするというか、温かい感受性を持っていて素敵だなぁと思った。
根っからの出不精だけど、海外旅行行きたいなー!って気持ちになるなぁ、、英語すら全く出来ないし、お金もないけど、、、

27. 0408 三秋縋
三日間の幸福 ❤️
後半、いくらなんでも上手く行き過ぎだよ〜!なんてのはいくらなんでも野暮すぎる。
この2人には最高の三日間を過ごして欲しいと心の底から思った。久し振りに本で泣いた。

28. 0410 八目迷
ミモザの告白 ❤️
もし、幼馴染が突如としてスカートを履いてきたらどうする?ってお話。
人の中にある偏見と、生理的に受け付けない事に対する折り合いとか、読んでいて感情が私の中でグルグル蠢いた。
ラノベなんだけど、ライトじゃない。一度触れて自分の中で考えを持って読んで頂きたい作品。

29. 0415 米澤穂信
儚い羊たちの祝宴

30. 0420 坂本綾子
お金の超基本

31. 0422 野﨑まど 
〔映〕アムリタ ❤️

32. 0423 野﨑まど
舞面真面とお面の女

33. 0424 野﨑まど
死なない生徒殺人事件

34. 0430 野﨑まど
小説家の作り方

35. 0501 野﨑まど
パーフェクトフレンド

36. 0508 野﨑まど
2
創作とは?人とは?というのを自分の中で改めて考える機会を与えて貰ったのと、天才の手腕に凡人は唖然とするしかなかったな、、、
なんていうか新しい物の見方を教えて貰った気分です。
なんていうか、小難しいことをすらすらと読ませて理解させる(させた気にする)のがうますぎるぞ、野﨑先生。
気になった方は刊行順に読むことを強くお勧めします。

37. 0509 髙坂庵行
よくわかる思考実験

38.0512 朝井リョウ
正欲 ❤️
多数派の中で生きる時、自分が間違ってるか正解が分からないから、確認する。多数派であれば安心だ。そして、自分が少数派だと分かっても安心の輪から抜け出すのが怖くて引けない。
自分はマジョリティだから、正しい。マイノリティは敵だ。
そんな人間がマイノリティに回った時、一体どうするか?苦しくてもマジョリティのフリをするだろう。そうしないと自身の価値観からすればマトモじゃないんだから。
理解されない、って諦めの感情が本書を通して伝わってきて辛かった。
性欲・性癖が特殊な人間の話じゃなくて、自分の芯を持たない人間がそれでも多数派に自分はいる、と奢った時の危うさを警鐘するお話に感じだ。

39.0514 嶽本野ばら
鱗姫 ❤️
中学生の頃に狂ったように読んでいた。やっぱり野ばらちゃんサイコー!

40.0521 村田沙耶香
授乳 ❤️
先生という男、凄い名前を付けることが出来ない何かで埋め尽くしてやりたくなるな、、、 蛾を押し付けるシーンがどんなアダルトな作品よりも性的でびっくりしちゃったな、、、部屋を包む温度が限りなく冷たいというのが感じれてンァ〜ってなった
全編を通して自身の聖域を現実社会から守る女というテーマを感じられた。健全な生き方のエネルギーって強いよなぁ。

41. 0529 最果タヒ
恋人たちはせーので光る

42. 0530 葉月エリカ
初夜の翌日に離婚した没落令嬢ですが、何故か元夫につきまとわれています

43. 0604 益田ミリ
かわいい見聞録

44. 0612 村田沙耶香
生命式 ❤️
村田沙耶香さんはぶっ飛んでる世界観を納得させる説得力が本当にすごい。
21世紀の日本を生きる人間からするとおぞましい文化や価値観も今だからでしかない些細な問題なのか、と思う。

45. 0705 凪良ゆう
憎らしい彼

46. 0708 凪良ゆう
悩ましい彼

47. 0711 凪良ゆう
interlude 美しい彼番外編集

48. 0715 稲田豊
映画を早送りで観る人たち ❤️
共通の話題の為に時間がない現代人は作品を鑑賞するのではなく消費し、娯楽で不快になりたくないから分かりやすいものが好き(要約)って言われると作り手側が読み手に歩み寄らないとそもそも相手にされないんだなぁ…って
割と作者が好きにやっててそれについてこれるやつだけついて来い!ってのが昔はあったと思うけど、もうそれは主流じゃないって事だよね〜…時代が変わると、作品のあり方も変わるんだね

49. 0717 日向夏
薬屋のひとりごと ❤️
所謂女性向けなろうとしてダントツ人気なので気になって読んでみた。
ヒロインである猫猫が女性人気あるのは理解出来るなぁ(賢い・媚びないから美男子に目を掛けて貰える。そして醜女メイクを落とすと本当は可愛い)女の子らしさがありつつもカッコいい女性が私も好きなので…
ミステリ部分も現代日本に生きてる人間からすれば知ってるけど、古代中華風?な世界に上手く落とし込めていると思う

50.0723 小川榮太郎
作家の値うち 令和の超ブックガイド ❤️
紹介されている本の殆どを読めていない事を恥じた。まずは何を読んでいいか分からない自分の為に、人と比べる事で物差しの精度を高めようと今回手に取ってみた。
一度も読んだことのない作家さんを読んでみたいな、、、

51. 0729 相沢沙呼
medium 霊媒探偵城塚翡翠 ❤️
近年のミステリでは賞を総嘗めで有名な作品。期待ぶち上がりでつまんなかったら落胆するだろうなぁ、と大分前に買ったけど積んでた。
以前相沢先生の本を読んだ時、美少女の描写がくどくて、キモいオタクの妄想臭すごいな…って避けてたのもある。
案の定翡翠を好きになれるか…で大分読みやすさが違うと思う。最終的には翡翠を好きになりました。
話自体はすらすら読み易く、ミステリとしてもやられた、と思った。

52. 0807 河合隼雄
こころの処方箋 ❤️
今まで生きて来た経験則から知っているけど、頭に染み込んでない事を優しい言葉で教えてくれる本。
一つ良い事がある時はそれに伴って悪い事がある。そしてその逆も然り。その視点は知ってるけど、改めて心に刻むとちょっと楽しく生きやすくなる。

53. 0809 道尾秀介
向日葵の咲かない夏 ❤️
有名な奴。ネタバレになるので色々言えないお話。でも読んだら即、異様さに気付く。
小学生の頃、本作で読書感想文提出してる子がいたけどなんて書いたんだろうな……。

54. 0814 泡坂妻夫
しあわせの書 名探偵ヨギガンジーの心霊術 ❤️
お話の内容自体は正直…だけど、とにかく拘りが凄い。本でしか出来ない仕掛けだ!

55. 0817 益田裕介
精神科医の本音 

56. 0822 谷本真由美
世界のニュースを日本人は何も知らない

57. 0823 J.K.ローリング
ハリーポッターと呪いの子❤️
今度観劇するので読んでおきました〜!
ドラコが凄い好きなんですけど、彼が学生時代言えなかった事を口にするのがアアアッ〜てなりました…あと誰よその女!ってなるけど、ドラコが愛に真正面から挑む男になってて嬉しかったなぁ…ドラコの話しかしてない…

58. 0826 小川洋子
薬指の標本❤️
透明感がある文章の中で静かな狂気がしんしんと募ってくるのが凄いなぁ…
送った靴だけ履かせて全裸にするって図の口にはしない明確な主従関係、そこだけ切り抜くと凄いけどサラッとしてるんだよね、、、不思議な世界観だ
もう一つの短編は自分を理解すること、そして体に浸透させることの大事さを感じると言うか。柔らかい雰囲気なのに、虚しさとか心がどうしてもぽっかりしてしまう時の悲しみが伝わるなあって。
雰囲気がかなり違う二篇で小川ワールドを楽しめておすすめ。短めで読み易い。

59. 0831 夢野久作
少女地獄(角川文庫) ❤️
角川文庫のてぬぐい柄の装丁可愛いよね。
少女ふぜゐという曲が好きでその元ネタ〜という事でいつか読むぞと早数年。
姫草ユリ子という女、輝いてて、醜くて、でも美しくて、哀れで。好きです。

60. 0831 鳥下ビニール
復讐するまで帰りません!健康で文化的な最高限度の執愛

61. 0906 シャーリイ・ジャクスン
ずっとお城で暮らしてる ❤️
独特の世界観を持つメアリキャットの視点でしか物事を推量れないので「エッ???」ってなる事が多いです。説明されなさすぎてイーッ!ってなるけど、それがまた恐怖というかこの屋敷を取り巻く雰囲気に合っているというか…。
何が起きたのか正直正しく読み取れないんだけど、この作品は誤読というかいろんな解釈を楽しむ作品なのかなぁ、、、

62. 0907 峰なゆか
アラサーちゃん ラストシーズン ❤️
アラサーちゃん本編はアラサー世代の恋愛やセックス・仕事・人生観などドロドロしてるけど共感がぎゅっと詰まった4コマ漫画で、こちらは作者さんのエッセイです
センシティブなモヤモヤに真摯に向き合って、最終的にはばっさり斬ってくれる峰先生大好き😘
男が喘がなかったら女側も不安になるので声出して欲しいにめっちゃ笑いました 改めてセックスって共同作業なんやな、、、って 
男が気持ち良くて喘いじゃうユメショ大好き!!!!!!

63. 0915 島本理生
よだかの片思い ❤️
島本理生さんの本を初めて読ませて頂いたんですが、凄いするすると読みやすい文章なのに、胸が思わず痛くなる言葉選びと台詞に思わず泣きそうになりました。
本作は恋愛小説というよりかは恋愛を通した一人の女性の成長譚です。アザという分かりやすいコンプレックスは無いにしても、多くの人がきっと抱えている自分の弱い所をいま一度頭に浮かべながらよんで貰いたい。

64. 0927 大江健三郎
死者の奢り・飼育(新潮文庫) ❤️
人が人との間に線引きした時、あの温かさは幻だったのか?と思う程に冷め切るのが定説だけれど、その残酷さを描くのが上手い、上手すぎる… 。ノーベル賞作家ですが、文が硬すぎると言うこともなくとても読みやすい…。

65. 0928 長岡マキ子
経験済みなキミと、経験ゼロやオレが、お付き合いする話。その5

66. 1006 田中慎弥
共喰い ❤️
正直、読み辛いというか好きじゃない文体だ…と思いながら頑張って読みました。でも、伝わってくるんですよね女性達の力強さが…。汚水の酸っぱい匂いがうっすらと鼻につく川の町での情景が…。
一緒に収録されている第三紀層の魚は読みやすくて、優しくて、家族の事を考えてちょっと泣きました。

67. 1012 成田悠輔
22世紀の民主主義 ❤️
読み進める度に自分はどんな事を未来に求めてるんだろうって考えるから、読むのに凄い時間掛かるけど普段使わない脳みそと心の声に耳を傾けてる感じがする。
××党がいいとか〇〇党は駄目とか、そういうんじゃなくて根本的に私達の生活を変える為に必要なのは何かな?ってのを提唱する本です。
政治経済わかんないけど、自分なりの考えを持ちたいな〜と思ったので読んだけど、単純に面白いです。

68. 1014 松田青子
女が死ぬ ❤️
女性ならではの感性!!!!って言われたらまあ性自認女だし…当たり前やん…何を今更なんだけど、その視点って誰のもの?って考えさせられるよね
エッセイかな?ってくらいフランクで、でも確かに響く掌編小説集でした〜

69. 1020 谷崎潤一郎
春琴抄 ❤️
男女の恋慕を超えたクソデカ感情大好きなんだよな、、、 
終盤、寄り添って欲しそうな春琴に対して、「理想の師匠を信仰してるから…」って躱す佐助は自ら失明するシーンより狂気だよな、、、って思います

70. 1026 曽野綾子
少し嫌われるくらいがちょうどいい ❤️
知らない相手に向かって、その人向きに書く、ということは私には出来ない。私に出来るたった一つの誠実は、読者にどう思われるかわからないが、出来るだけ正直に、自分の世界をさらけ出し、もし気の向いた読者が1人でもあって読んでいただくことになれば、それが出会いのしあわせだ、と思うことにしたのである。(引用)
何の為に書いてるのか分かんなくなる時、また読み直そうと思った。

71. 1105 ルシア・ベルリン
掃除婦のための手引き書 ❤️
心情描写はほぼない。事実が淡々と描かれているのに胸が詰まる。言葉選びが上手くて、ああこういう人、いる。ってのを感じるのに突き放してくる、とにかくクールだぜ…。

72. 1112 星新一
ボッコちゃん ❤️
中学生の時振り?に読んだ。筒井康隆星新一に育てられた人間だよ。
月の光と妖精、最後の地球人が特に好き。なんて現代的なお話なのだろうと思う。

73. 1125 樺沢紫苑
ストレスフリー超大全 ❤️
メンタルの悩み系の本は数多くあるけれど、基本「辛いよね、、、分かるよ。切り替えようね」みたいな「だからどう気持ちを切り替えるの!?」と具体性に欠ける本が多い中、具体例しか載ってない本です。
なんか悩みがあるって人には取り敢えずコレをおすすめしたい位には良かった。
嫌な事を延々と抱え続けるメカニズムとかも載っていて「うわ、やってる。だからか」ってめちゃくちゃ内省しながら読んだ。

74. 1208 芥川龍之介
蜘蛛の糸地獄変(角川文庫) ❤️
私に学がないだけなんですけど、「奉教人の死」があんまりにも読み辛くて読むのにめっちゃ時間がかかってしまった、、収録作品の中では「地獄変」が一番好きです。

75. 1215 佐藤誠一郎
あなたの小説にはたくらみがない ❤️
表現とは究極の自己救済、って言葉とか創作意欲を高める言葉とか考えに励まされたな〜
具体的にどうこう要素は少なめだけどその要素に置いて秀でてる作品紹介も載ってて読んでみたいなと思いました。

76. 1216 燃え殻
ボクたちはみんな大人になれなかった ❤️
短いのもあるけれど、ああこういうの、分かるなぁ…って共感してスルスル読めちゃった。
平成初期のノスタルジーを感じる描写に、なんだか泣きたくなっちゃった。(自分は平成生まれだけど、あの子供ながらになんとなくこれからの世界が大きく移ろい行くのを肌で感じたというか、)

77. 1217 大木戸いずみ
歴史に残る悪女になるぞ ❤️
所謂なろう系なんだけど死ぬ程肌に合わなかった。キャラの行動原理がとにかく違和感だったりゲームの世界でもないのにレベル概念出てくるのキッッッツってなっちゃった。家に魔道書が無いのは隠されてる…!?(さも意味ありげ)からのよく探したらありましたwこそ勉したら国で一番レベルの魔法使いになりましたwでページ閉じたくなったけど頑張って読んだ…。
肝心の恋愛パートも薄いし誰向けなんだ。

78. 1222 橘玲
バカと無知 ❤️
人は一人では生きていけない。だから集団に属すが、そうすると今度は差別と偏見が経験の中から生まれてくる……。
人間の仕組みとしてそれは仕方ない事だと受け入れて、なるべく広い視野で生きていきたいと思いました。綺麗事は誰も救わない。

79. 1224 三上延
ビブリア古書堂の事件手帖① 栞子さんと奇妙な客人たち ❤️
人が死なないミステリ、なんだけど謎が解けた時のスッキリ感が凄い!
温かな人間ドラマが古本と共に繰り広げられて、凄い人気がある理由が分かったな。北鎌倉というロケーションも梅雨明けの匂いと共に懐かしさを運んできていいなあ。
軽い読み口なのでまた次巻も読書の味変?したくなった時用に買っておこうかな。

80. 1225 レイチェル・カーソン 上遠恵子訳
センス・オブ・ワンダー ❤️
これ読んで、そのままの勢いで植物園に行く位には刺さるものがあった。普段は忘れているけれど確かに覚えてる事が浮かび上がってくるんだ。
小さな頃、凄い寒い中獅子座流星群を見るぞ、って自転車に毛布とレジャーシートを積んで自然公園の芝生の上で家族揃って星を見た事。星は正直全く覚えてないけど…あの寒さや夜道の事はずっと忘れないと思う。
あの時の眼差しを忘れないでいたいな。カメラが趣味で何でもトリミングして見る悪い癖があるので目だけじゃない感覚に身を任すこと。

81. 1227 夕木春央
方舟 ❤️
ネタバレ厳禁な特殊クローズドサークルものミステリ。最後まで全く犯人わからなかったし、動機が凄い。凄いったら凄い。話題作なだけはある…一気読みしてしまった📚

82. 1229 似鳥鶏
叙述トリック短編集 ❤️
方舟読んだらミステリ読みたくなって…笑
この本は手に取ると分かるんですけど、紙の本特有の仕組みがあって最初からワクワクする♪
割と叙述もの読んでるからこけしの話のトリック以外は分かったゾ!
特に背中合わせの恋人が好きでした。小説として甘酸っぱい…。

83. 1231 斜線堂有紀
ゴールデンタイムの消費期限 ❤️
神童と呼ばれた子が大人になるとその輝きを失うというのはよくあるもので、そんな元天才児
達の才能をAIによってリサイクルしようというSF×青春小説です。好きでい続ける事もまた才能なのだと勇気づけられたな。
自分語りだけど、昔は絵で賞を貰ってそういう学校通ってたんですが、本当に井の中の蛙というか、10代半ばで私には才能がないって気付いたしでも今更進路も変えれないしで美大時代マジで虚無だったんですが、結局美術とは関係ない仕事に着いたし、大人になってから表現したいのは感情って気付いて、文章に出会えてよかったなと思ってます。
多分もう身内にしか絵は見せないけど、これからも表現し続けることは何かしらの形で続けたいな。

2021年に読んだ本

そのまんま2021年に読んだ本です。

❤️が個人的に好きだった本
シリーズを一気に読んでるものはお察しの通り面白いです

1. 0202 越谷オサム
陽だまりの彼女

2. 0303 はやみねかおる
めんどくさがりなきみのための文章教室 ❤️
⇨小学生の頃は青い鳥文庫で育ったと言っても過言ではないのではやみね先生が書いてるなら読むしかねぇ!!!ってなった一冊
小説を描いてみたいな〜と思う人におすすめです!とっても優しいです!また読み返したいところには付箋を貼りまくってます。

3. 0307 二丸修一
幼なじみが絶対に負けないラブコメ


4. 0313 宇佐美りん
推し、燃ゆ


5. 0331 ヤマグチノボル
ゼロの使い魔


6. 0405 香坂マト
ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います


7. 0617 三浦しをん
きみはポラリス

 

8. 0619 夏色青空
母親がエロラノベ大賞受賞して人生詰んだ


9. 0623 川上未映子
乳と卵


10. 0701 二語十
探偵はもう、死んでいる


11. 0719 武者小路実篤
お目出たき人


12. 0720 森橋ビンゴ
東雲侑子は短編小説をあいしている


13. 0724 森橋ビンゴ
東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる


14. 0724 森橋ビンゴ
東雲侑子は全ての小説をあいしつづける


15. 0726 相崎窓際
どうか俺を放っておいてくれ


16. 0729 金原ひとみ
蛇にピアス


17. 0801 祐夢
千歳くんはラムネ瓶のなか


18.0810 Tomy
1秒で不安が吹き飛ぶ言葉


19. 0830 伊坂幸太郎
アヒルと鴨のコインロッカー


20. 0830 顎木あくみ
わたしの幸せな結婚


21. 0904 山口悟
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった


22. 0905 葉月エリカ
堕ちる花嫁と二人の夫


23. 0905 宿野かほる
ルビンの壺が割れた


24. 0906 神田暁一郎
ただ制服を着てるだけ


25. 0906 乙一
夏と花火と私の死体

26. 0914 川端康成
眠れる美女 ❤️
⇨横たわる娘たちの体温が伝わる描写が凄まじいです、、、!本当に生々しい。
若さという輝きと老の対比とか、甘美なだけじゃない厳しさも感じられる短編です。

27. 0915 浅倉秋成
六人の嘘つきな大学生


28. 0916 藤本ひとみ 住滝良
消えた自転車は知っている


29. 0919 紅玉ふくろう
チヨダク王国ジャッジメント


30. 0921 小川仁志
むかしむかしあるところに、哲学者がやってきた。


31. 0923 長岡マキ子
経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。


32. 0927 長岡マキ子
経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。その2


33. 0927 長岡マキ子
経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。その3


34. 0928 七斗七
Vtuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた

35. 1001 村田沙耶香
コンビニ人間 ❤️
⇨強烈な登場人物しかいない!笑
純文学ですが、とても読み易くて短い。尚且つ分かるッ〜!てなる人も多いと思います。
何もでもない自分が社会の決められたパーツに甘んじる事の安心感とか、他人の物差しとかしゃらくせぇ〜!!!って思ってる癖に結局はその物差しに縛られるところとか。

36. 1003 日本の言葉倶楽部
美しい「日本語」の言い回し


37. 1004 栢野すばる
人は獣の恋を知る


38. 1011 三浦しをん
舟を編む


39. 1012 三浦しをん
マナーはいらない 小説の書きかた講座


40. 1013 スティーヴン・キング
死のロングウォーク

41. 1014 服部まゆみ
この闇と光 ❤️
⇨これは事前情報を何も得ずに読んでほしい本です。普段からミステリとか読んでる人には分かっちゃうかもしれないけど、それを上回る程に美しい世界観です。

42. 1016 藤本ひとみ 住滝良
切られたページは知っている


43. 1020 瀬尾まいこ
おしまいのデート


44. 1026 村崎羯諦
余命3000文字


45. 1027 宮口幸治
ケーキの切れない非行少年たち


46. 1028 藤本ひとみ 住滝良
キーホルダーは知っている


47. 1107 榎本博明
隠れ内向と付き合う心理学 何でもないことで心が疲れる人のための本


48. 1109 千葉雅也
ツイッター哲学


49. 1114 吉本ばなな
キッチン


50. 1116 小川洋子
寡黙な死骸 みだらな弔い 


51. 1121 東野圭吾
名探偵の掟

52. 1122 千早茜
正しい女たち ❤️
⇨色んな女が登場する短編集。女の人って男の人よりも人生がガラッと変わる転換期が多い訳で、その苦さとか歳を重ねる事で持つ持論とか、プライドとか。考える事が沢山ありました。

53. 1125 立川浦々
公務員、中田忍の悪徳

54. 1126 雨宮処凛
「女子」という呪い ❤️
ジェンダー学とかフェミニズムについて興味がある人にとてもオススメ。私自身の趣味嗜好的に女という性別に生まれて良かった!とは思ってるけれど、やっぱり生きづらいよなぁ〜と思う事もあったりするので、そのモヤモヤを言葉にして貰うとああ、これが辛かったのかって納得できたり。

55. 1128 斜線堂有紀
恋に至る病 ❤️
⇨めっちゃ流行ってる本。個人的には超純愛ものだと思いました。
人の脆さとかが全力で伝わるので、メンタルが弱ってる時には読まない方がいいと思う。それ程に精神的に残酷。

56. 1202 太宰治
人間失格


57. 1205 吉本ばなな
吉本ばななが友達の悩みについてこたえる


58. 1208 西条陽
わたし、二番目の彼女でいいから。

59. 1210 村上春樹
ノルウェイの森(上) ❤️
60. 1213 村上春樹
ノルウェイの森(下)
⇨生まれて初めてハルキをキメました。取り敢えず代表作かなぁと思い、ノルウェイの森
直子に緑にレイコさんにハツミさんと沢山の女性が出るけれど、全員に共感できる面があったからか凄くのめり込んで読めました。
多分、すっごく気が沈む事があって「死のう」って決意した経験がある人には響くと思う。じゃなかったらやれやれ系小説で一蹴されるのも仕方ないかなあ?でも汚い新宿と、療養所の描写との対比とか、動の現世と静の死後って感じで美しかったな。

61. 1216 恒川光太郎
夜市

62. 1217 恒川光太郎
秋の牢獄 ❤️
⇨ホラー文庫から出てるんですが、恒川先生のお話はファンタジーというか、不思議な出来事を通して人が成長する、はたまたカタルシスを得る。みたいな私的には前向きに思えるお話が多いなぁと思いました。
この短編集では神家没落が一番好きです!人の温かさとか、繋がりを感じる描写がとてもほっこりするが故に……!!!読んで!!!!

63. 1219 みうらじゅん
人生エロエロ


64. 1223 村田沙耶香
地球星人


65. 1225 川田戯曲
推しが俺を好きかもしれない

66.1226 濱野ちひろ
聖なるズー ❤️
⇨獣姦というとアブノーマルな感じがすると思うけれど、本書は動物とセックスをする人とのノンフィクションルポものです。
ズーと呼ばれる動物性愛者の考えるセックスと愛の形に驚くけれど、確かにペットや子供としての役割を押し付けているのは人間で、動物本来との対等な関わり合いとなると性欲というものは切って離せないものだよなぁ、とは思う。
好奇心からでいいので、一度色んな視点でセックスや性暴力について考えてみたい人におすすめ。

67. 1227 辻村深月
噛みあわない会話と、ある過去について ❤️
⇨自分はその人に対して真摯でしたか?と問いかけられている様に思えて居心地が凄く悪くなる短編集。
ナベちゃんのヨメって話が、誰かの一番になりたいが故に傍目から見たら異常って人と添い遂げる話なんですけど本当にこういう結婚をした知り合いがいるので胃が痛くなった。
表には出さないけれど、その人に対して思っている仄暗い思いとか、まあ結局当人には態度でバレバレよって話とかもあったりで身につまされる思いです。

68.1228 水野恵無
冷徹辺境伯の監禁愛


69. 1229 早見和真
店長がバカすぎて


70. 1231 中山可穂
白い薔薇の淵まで